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【ゴルフわすれな草】木下稜介(14) 「学校から帰ってきたら庭で寄せの練習をしなさい」 小学生時代は野球の方が好きだったけど…父からの日課がゴルフの原点に (1/2ページ)

 グローブとバットを抱えてグラウンドへ向かう。小学生時代の木下稜介は、野球が好きだった。木下の父・昇はゴルフが大好きだった。時間を見つけてはゴルフ練習場へと向かう。二人の息子が家に帰れば、「ゴルフをしよう」と声を掛け、一緒に出掛ける。

 最初は遊びの延長としてボールを打ち、ゴルフの真似事を楽しんでいた。やがて「本格的にゴルフを始めてみないか」と父親から促されたのだった。

 「一歳下の弟も一緒にゴルフを習い始めたのですが、すぐに止めてしまったんです。少しうらやましかったかな。ゴルフよりもまだ野球の方が面白かったから…。でも、僕までゴルフをしない!ってなったら父が寂しくなるだろうと思って続けたんです」

 ゴルフをやめなかった理由がもうひとつある。週末になると親子でゴルフ場へ出掛けた。

 「キャディーバッグを担いでならハーフラウンドさせてくれるゴルフ場があったんですよ。土の上でプレーする野球とは違って、ゴルフは緑の芝生の上でボールが打てる。解放感があって気持ちが良かった」

 野球は毎回バッターボックスに入れるわけではない。7回制の少年野球では、1試合で打順が3回巡ってくる保証はない。その点ゴルフは打つ回数がはるかに多い。「打数を減らすのがゴルフのゲーム特性でもあるんですけどね」と木下はおどけながら話した。

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