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【神谷光男 スポーツ随想】こんなに早いドラフトは今年限りにした方がいい 高校生と大学・社会人のドラフト分離開催の再考も (2/2ページ)

 ドラフト翌日の12日には六大学の早大-法大1回戦が行われ、DeNA2位指名の早大・徳山壮磨と同4位の法大・三浦銀二の両エースが投げ合い、両者譲らず0対0で引き分けた。翌日の2回戦も楽天6位指名の早大・西垣雅矢とヤクルト1位の法大・山下輝の投げ合いとなり、またも0対0で引き分けとなった。

 法大が新型コロナウイルスの集団感染で9月中は試合ができず、変則日程になったこともあったが、まるで指名のお披露目興行だった。ただ、法大主砲の岡田悠希外野手が巨人に5位指名されたのに対し、早大の4番で大型捕手の岩本久重はよもやの指名漏れ。さぞ気まずい心境だったろう。

 「こんなむごい話はない。せめてリーグ戦が終わった後なら心の整理もつくだろうが、まだ半分残っている段階で今後の人生を決められるとは、かわいそう。プロへの思いが強ければ強い選手ほどショックは大きいだろう」と六大学関係者。

 高校生が進学などに切り替えるためには、ドラフトは早いほどいいだろう。それなら以前のように、高校生と大学・社会人のドラフト分離開催を再考してもいいのではないか。どちらにしても、こんなに早いドラフトは今年限りにした方がいい。(作家・神谷光男)

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