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【勝者のワザ】渋野日向子、スタンレーレディス優勝! 改造スイングのテンポは「ニッ」 素早いテークバックでコンパクトなトップからのスイングに適している 絶対条件ともいえる動きも (1/2ページ)

 「怖いもの知らずで、勢いだけで勝てた。でも、このままじゃダメだ。世界で戦うためには、新しい自分を開拓し、構築しなければならない」

 それが、USLPGAツアーでのプレーの中で、渋野が実感したことだった。青木翔コーチの元を離れ、自分が目指すスイングを自身で作り上げる。自分が自分のコーチになる。これは、松山英樹が長い間押し通してきた方法でもあった。

 「2019年当時の自分に勝つ」

 渋野が掲げた目標であった。

 スタンレーレディスで1年11カ月ぶりに優勝した渋野は、ニュー渋野としてファンの前に戻ってきた。自分が自分のコーチになる。言葉でいうのは簡単だが、それを実践するのは、並大抵のことではない。

 試行錯誤と、「これでいいのか…」という葛藤。周囲からの「なんじゃ、かんじゃという声」も飛び込んでくる。でも、そういう声は、「絶対に見返してやる」という奮起の材料に変えた。

 誰の目にも移ったであろうスイングの変化は、トップスイングがコンパクトになったことだ。石川遼のアドバイスがあった。改造に取り組んだものの、なかなか正解にはたどり着けない。

 探し物を見つけられたのは、今年の夏過ぎのころ。コンパクトなトップには、いくつかのメリットがある。「再現性が高くなる」「いきなりトップスピードで振り出せる」「スイング軸がぶれずにシンプルなターンができる」

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