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【ロバート・ホワイティング サクラと星条旗】イチロー氏、伝説の1年目 日本人アスリートの劣等感を払拭 メジャーデビュー20周年、大谷快挙で再びクローズアップ (1/4ページ)

 今年は鈴木一朗(イチロー)氏のメジャーリーグデビュー20周年にあたる。

 あの1年目のシーズンは、日米の野球界そしてイチロー氏のレガシーに後世まで影響を与えるものとなった。多くのメディアがいま改めて日本のヒーローに賛辞を贈っている。

 ポップカルチャーのウェブサイトとポッドキャストのネットワークを提供する「ザ・リンガー」に掲載されたコラム「The Colossal Legacy of Ichiro’s Rookie Season(イチローのルーキーシーズンが残した巨大なレガシー)」の中で、筆者のジェイク・クリング-シュレイフェルズ氏はこのシーズンを「野球史上最高のルーキーシーズン」と称えた。同コラムは私の著書「イチロー革命」(2003年)からの引用もかなり多い。

 イチロー氏の2001年のシーズンは実に素晴らしく、数々の偉業を成し遂げたことから、賛辞を受けるに大いに値する。メジャー最多記録のシーズン116勝でシアトル・マリナーズを地区優勝に導いたのもその一つ。相手守備をものともせずグラウンド中にヒットをまき散らし、打率・350でア・リーグの首位打者を獲得し、他にも得意の内野安打で記録をたたき出すなど、数多くの偉業を達成して、ア・リーグのMVPに輝いた。

 レギュラーシーズンに続くア・リーグ優勝決定シリーズでマリナーズを下したニューヨーク・ヤンキーズのジョー・トーリ監督は、当時を思い出しながらこう語った。

 「イチローは到底守り切れる相手ではなかった。どこにでも打てるんだから。彼が一番打者として存在することがマリナーズの攻撃の鍵だった」

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