記事詳細

【神谷光男 スポーツ随想】引退は首をひねることばかり…今度は史上初“誓約書付き親方”白鵬から目が離せない (2/2ページ)

 年寄「間垣」を襲名するが、批判を集めた横綱らしからぬ粗野な相撲に加え、物議を醸した土俵外でのさまざま言動。協会は相撲界の伝統を守り親方業務にあたるという、異例の誓約書提出を白鵬に求めた。

 優勝22回の大横綱貴乃花(前親方)を思い出す。相撲界のニューリーダーを自任し、空疎な改革論でも若手親方衆の支持を集め時代の寵児になった。しかし、何事も独りよがりの言動はときに暴走につながり、最後は孤立無援で相撲界から去らざるを得なかった。

 家族とマンションで暮らし、師匠なのに部屋には寝泊まりしなかった。時には弟子に暴力を振るい裁判ざたにもなっている。相撲では強くさせても、一から育てた弟子たちが暴力や大麻などの事件を相次いで起こした。社会人としての師匠の指導に問題があった、といわれても仕方ない。

 今度は史上初の“誓約書付き親方”から目を離せそうにない。(作家・神谷光男)

関連ニュース