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照ノ富士、今年3度目優勝も失われた白鵬への雪辱の機会 新横綱Vは史上5人目の快挙

 ■26日、東京・両国国技館

 新横綱の照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=が13勝2敗で2場所ぶり5度目の優勝。一人横綱の責任を果たしたが、それから半日もたたず明らかになった横綱白鵬(36)=宮城野=の電撃引退により、先場所の雪辱の機会は永遠に失われてしまった。

 新横綱Vは2017年春場所の稀勢の里以来で、15日制となった1949年5月場所以降では大鵬、隆の里、貴乃花に次ぐ史上5人目の快挙だ。所属部屋に新型コロナウイルス感染者が出た影響で白鵬が全休。いきなり一人横綱で臨んだが、「そういうことを考えてもしょうがないので、その日の一番に全力をかけて、土俵の上で一生懸命やっている姿を見せればいいと思っていた」と責任を全うした。

 7月の名古屋場所では千秋楽で白鵬との全勝対決に敗れ、優勝を決められた。自身の今年3度の優勝はいずれも白鵬不在の場所。持ち越しとなった横綱同士での初対決を次の九州場所(11月14日初日・福岡国際センター)で実現し、雌雄を決するはずだった。九州場所に向け、「土俵人生はいつ何が起こるかわからないので、上がっている以上は全力を出して精一杯やっていきたい」と話したが、まさに一寸先は闇。白鵬に土俵で引導を渡すことはかなわず、勝ち逃げされる結末に。優勝の喜びから一夜明け、最後の対戦で負けた悔しさがぶり返しそうだ。

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