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【編集局から】デフリンピックの国歌に注目

 東京五輪の閉会式、東京パラリンピックの開閉会式では、NHKEテレの放送につけられた手話通訳も注目を集めました。とっぴな演出も少なくなかった式典の展開を余すところなくカバーする手話通訳の幅広さや、2024年にパリでパラリンピックを開くフランスが演出した手話で表現するフランス国家など、普段なじみがない人ほど驚く式典だったと思います。

 聴覚障害者には、独自の国際スポーツ大会「デフリンピック」が4年に1度開催されています。第1回大会は1924年、冬季大会は49年に第1回大会が開催され、パラリンピックより長い歴史を持ちます。

 前回の夏季大会は2017年にトルコのサムスンで開催されたのですが、21年12月にブラジルのカシアス・ド・スルで予定されていた大会は、新型コロナの影響で22年5月1日~15日の開催に延期されました。

 次回のデフリンピックに向けて、全日本ろうあ連盟が国歌「君が代」の手話通訳の制定に動いていて、現在試作版がネット上に公開されています。これまで日本選手団は、表彰式で国歌を斉唱できずにいたのだとか。

 来年に控える大会は、競技はもちろん国歌にも注目すべき大会になりそうです。

  (R)

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