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【福島良一 メジャーの旅】球史に残るオリオールズの不名誉な記録 「19連敗」も大谷の登板試合でストップ (1/2ページ)

 ベーブ・ルース生誕の地であり、昔は全米で唯一ポルノが見られたボルティモア。投手として7連勝のエンゼルス・大谷翔平に対し、オリオールズは泥沼の19連敗。あの球史に残る不名誉な記録が脳裏を過った。

 1988年、米フロリダ州マイアミにあるオ軍のキャンプ地を訪問。チームの看板スター“鉄人”カル・リプケン遊撃手の父シニアが監督、弟ビリーが二塁手。史上初めて父が監督、息子2人が二遊間コンビを組み、大いに期待を寄せていた。

 ところが、開幕から6連敗。早くもリプケン監督が解任となり、大リーグ史上初の黒人監督として知られるフランク・ロビンソンが新監督就任。だが、「昨日までのことは忘れて試合に臨んだが…」、開幕13連敗のワースト記録を更新した。

 球団事務所にはファンから激励の手紙や電話が殺到。銀行重役から「社員教育用のビデオ」といった硬めのアドバイスから、迷信めいたものまで様々。小学生からは「球を捕り損なわないようグラブにガムを付けてください」との手紙も届いた。

 さらに黒星街道が続くと、当時のレーガン大統領からも電話。「何かオレにできることはあるか?」と監督に尋ねると、不振の一塁手に対する当て付けか「それでは一塁を守ってください」と冗談で返事。大統領の激励もむなしく19連敗を喫した。

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