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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】森保ジャパンのメダル確率はズバリ80%! OA枠ゼロでも頼もしい攻撃陣

 森保ジャパンのメダル確率はズバリ80%です。選挙の出口調査と同じノリで言えば、「当確」を打っていい。

 一番の理由はOA枠に攻撃陣の選手が1人もいないことです。これまでの五輪代表は攻撃面に不安があれば、2004年アテネ大会の小野伸二、前回16年リオデジャネイロ大会の興梠慎三ら、必ずOA枠に頼っていました。

 今回はそれがない。これは森保ジャパンのストロングポイントです。キーマンはMF久保建英(20、レアルマドリード)、MF堂安律(23、PSV)、そしてFW上田綺世(22、鹿島)。これに先発出場が多くなると思いますが、ジョーカー役となるべくFW林大地(24、鳥栖)がいます。

 特に久保と堂安の2人が海外のクラブで主力級の活躍をしていることは大きい。場数や経験はこれまでの五輪代表と比較してもトップクラス。本番前最後となる強化試合のスペイン戦(17日)の一撃も2人の呼吸がピタリと合っていましたね。

 前半42分、左サイドで相手を1人剥がした久保がマイナス方向へパス。走り込んできた堂安がダイレクトでネットを揺らしました。OA枠でない選手たちだけでこれだけ完璧に、それも優勝候補の一角でもあるスペインを崩したのですから、本番がとても楽しみです。

 「メダル確率100%」とまで言えないのはやはり本大会の重圧、そして無観客という面が気になります。サッカーの国際大会でスタンドからの声援は本当にすごいパワーになる。せっかくの自国開催の利を生かせないのは残念です。  メダルを獲るまでに苦しい試合は必ずありますから。今回のOA枠がいない若い攻撃陣には、そこを押し切るだけの力があると信じています。 (元J1横浜FM監督・水沼貴史)