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東京五輪、コロナ禍で逆に日本金ラッシュも…待ち受ける“乾いた拍手” (1/3ページ)

 東京五輪の開会式を23日に控え、日本オリンピック委員会(JOC)は6日、都内で日本選手団の結団式、壮行会を行った。史上最多582人が日の丸を背負って望む晴れ舞台。JOCの山下泰裕会長(64)は4年前から掲げてきた、過去最多「金メダル30個」の目標を先月末に突如撤回した。いまだ国内で、くすぶる新型コロナウイルスの影響を意識したものだが、コロナ禍がかえって日本勢の金メダルラッシュの呼び水になるとの観測が強まっている。

 「コロナ禍で分断された世界でスポーツは人と人をつなぐ。不要不急と呼ばれたスポーツの価値がいま問われている。選手たちは感謝と誇りを感じつつ、フィールドで思う存分に輝いてほしい」

 開催の1年延期など幾多の試練を乗り越えて五輪切符をつかんだ精鋭たちに、そう呼びかけた山下会長。いまだコロナの影は色濃く、感染防止のため大半の選手がオンラインで参加するという、異例の結団式となった。

 JOCの選手強化本部長だった2017年、山下会長は「東京五輪で金メダルを30個獲る」とぶち上げた。18年6月の理事会で正式な目標として採用され、それに合わせて19年度には国の五輪強化費が史上初めて年間100億円を突破した。

 過去最高は1964年の前回東京大会、2004年アテネ大会の16個。そこからほぼ倍増のノルマを達成できれば米国、中国、英国などの五輪列強に仲間入りできる。

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