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【清水秀彦 そういうことだろ~】オーラが違う五輪代表GKコーチ、川口能活に期待すること

 --サッカー男子五輪代表が5日から始動です

 清水「主役は選手だけど、(川口)能活にも頑張ってほしいよ」

 --W杯も五輪も出場した日本人の代表GKコーチは初めてです

 「だろ~。それはすごく大事なことさ。今までの日本のGKコーチは、どうしても理屈先行型だったからね」

 --清水さんと川口コーチの出会いは

 「能活は今いくつ? 45歳か。彼が清水商(現清水桜が丘高)のころで、まだ17か18歳だった。練習試合でよく横浜まで来ていてね。当時は松永(現J1横浜GKコーチ)らがいたろ。獲得する気は全くなかった」

 --では、どうしてオファーを出したんですか

 「奴のオーラだよ。能活に会えば誰もが思うけど、よくこの背丈(公称180センチ)でGKをやってられるなぁ、と思うくらい低い。でもピッチに立つと、とてつもなく大きく見えるんだ」

 --入団してからは練習の虫でした

 「驚いたのは『清水さん、練習用のゴールマウスを大きくしてほしい』と言ってきてね。そんなGK、今も昔も能活だけさ。俺もよくボールを蹴らされたよ。野球でいうノック。泣きながらボールに食らいついてきた。泥だらけになってね」

 --金メダルを公約に掲げる森保ジャパンにとって川口コーチの存在は

 「彼は1996年のアトランタ五輪で、本気のブラジルを完封しているんだぜ。いいことばかりじゃない、修羅場もたくさんくぐっている。過去最高の技術力と経験を持っているんだから。母国開催の五輪で日の丸を背負うGKを支えていくには、能活の力が絶対に必要さ」

 --川口コーチの熱い部分が今の若いGKに伝わりますかね

 「『俺ができたのになぜできない?』とは絶対に思っちゃダメ。それが教える立場に立ったときのポイントだね」 (元J1仙台監督・清水秀彦=聞き手・久保武司)

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