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【西本忠成 トラとら虎】侍ジャパンの金メダル獲得に欠かせない阪神・青柳の“持ち味” (1/2ページ)

 阪神の青柳晃洋投手(27)が東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」の一員に選ばれた。阪神からは他に左腕中継ぎエースの岩崎と捕手の梅野が出場する。

 侍ジャパンの稲葉監督は実績のない青柳を抜擢(ばってき)した理由について「ゴロを打たせられる。先発だけでなく、ロングリリーフをこなせるのは貴重」と説明したが、もう一つ、変則の下手投げが外国のチームには有効と判断したのは間違いない。

 今季6勝目を挙げた22日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)でも持ち味はさえた。1点リードで迎えた6回一死一、三塁のピンチ。外角低めに沈むツーシームで高橋周の打ち気を誘い、遊ゴロ併殺打。これぞ稲葉監督が描く青柳の五輪での仕事である。

 代表メンバーに入ったときは「まさか、僕が…」と驚いたが、落ち着くとこう続けた。「僕のようなエリートでない者でも選ばれた。だから、控えに回っている選手や中学生たちの勇気になればうれしいですね」

 実際、横浜の中学では3番手投手。川崎工科高時代は甲子園に無縁。帝京大でも全国的には無名で、2015年のドラフト会議で阪神から5位指名を受けての入団だった。

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