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サッカー女子五輪代表発表 不完全燃焼に終わった19年W杯からの進化示せるか

 日本サッカー協会は18日、東京五輪に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバー18人を発表した。五輪出場は銀メダルを獲得した2012年ロンドン大会以来2大会ぶりだ。

 2019年ワールドカップ(W杯)メンバーを軸に、技術に優れた旬な選手を加え五輪に臨む。「ボールを持った時に、いかに優位にゲームを進められるかに重点を置いた」と高倉麻子監督(53)は語る。ただ、同じコンセプトで臨んだ19年W杯は1勝のみだっただけに、進化の跡を示す必要がある。

 19年W杯は身体能力が高く、技術水準も上がった欧米勢が8強を占めた。日本の優位性は薄れたように映るが、育成年代での指導経験が豊富な高倉監督は「一人一人の止める蹴る、判断のレベルはとても上がっている。自分たちの道で戦っていける」と自信を見せる。

 未知数な部分もある。4、6月の親善試合は4戦で27得点したが、新型コロナウイルスの影響で当初望んだ五輪出場国と戦えず、相手は全て格下。米国など強豪と最後に当たった20年3月の親善大会は3戦全敗だった。サプライズ招集の候補だったDF鮫島彩(34)=大宮VENTUS=が落選し、五輪経験者はDF熊谷紗希主将(30)=バイエルン=とFW岩渕真奈(28)=アーセナル=の2人だけ。若手に年代別W杯優勝経験者が多く「物おじするとは思えない」と監督は言うが、同様の状況だった19年は不完全燃焼に終わった。

 9月にはプロWEリーグ開幕も控える。日本女子サッカーの浮沈も懸かる五輪に、高倉体制5年間の集大成をぶつける。

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