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【江尻良文の快説・怪説】侍ジャパンのあり方に改めて疑問 球界OBからは「代表監督は日本一経験者でなければ」の声も

 NPBエンタープライズは、東京五輪に出場する侍ジャパンの出場選手を16日に都内ホテルで発表。出席者は稲葉監督と山中強化本部長。ようやく侍ジャパンも東京五輪本番モードだ。

 侍ジャパンの日本代表選手に関しては、妥当な人選で異論、反論が渦巻くことはないだろう。が、NPBで監督経験もない稲葉監督に関しては、違和感を抱いているファンもいるだろう。

 長嶋、王、星野、原、山本らNPB監督経験者の大物OBが日本代表監督を務めたが、それなりの年俸が必要だった。ところが、財政難のNPBは青息吐息。スポンサー探し、テレビ局などのアシストでなんとか切り盛りしていたのだ。そのためにNPBで監督経験なしだが、侍ジャパンでコーチを務めた小久保氏、稲葉氏が監督に昇格する苦肉の策となった。

 「侍ジャパンの選手を熟知しているから」という大義名分を掲げたのだが、球界OBたちからはこう異論、反論が噴出した。

 「日本代表監督なのだから、NPBで日本一になっている経験者でなければ、話にならないだろう」というのだが、前述したように大物OB担ぎ出しには財政難のNPBには無理がある。

 というわけで、侍ジャパンは監督が誰であるかではなく、代表選手たちが全力を傾注して結束し、金メダルを獲得するしかないのだ。

 もともと超一流プレーヤーには「監督、コーチは関係ない。やるのは俺たちなんだから」という、誇り高いプライドがある。そういう意味で、今回の日本代表選手の資質を吟味するのも一興かもしれない。 (江尻 良文)

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