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大リーグで高粘着物を使った不正投球規制へ 昨季ダルビッシュに競り勝ったサイ・ヤング賞投手バウアーが拡散か…ステロイド疑惑以来のスキャンダルに発展も (2/3ページ)

 そのスパイダー・タックに関する情報を最初に公に披露したのがバウアーだった。2018年に「アストロズの投手陣が強力な粘着性のある物質を使用している疑いがある」と告発し、自らの研究成果を「プレーヤーズ・トリビューン」というサイトに投稿した。

 「研究室で特にベタつき安い素材を使ってフォーシームを投げたところ、回転数が300回転/分も増えた。一晩で回転数を上げようと思ったらこれしかない」とした。

 翌19年の同誌の取材には「これさえあればメジャーで最高の投手になれる。誰にも俺の球が打てなくなる。だが、俺にはモラルがあるからね(そんなことはしない)」

 ただ、大リーグにスパイダー・タックが広がっていることが指摘されるようになった後、同誌は複数の関係者に証言を求めたところ、「すべてがこのバウアーの投稿から始まったことを確信した」との結論に達した。

 データ解析システム「スタットキャスト」によると、バウアーのフォーシーマーの回転数は18年3月から8月までは平均2358回転/分だったが、同年9月に2750回転/分に跳ね上がり、サイ・ヤング賞を獲得した20年は2779回転/分。今季は2835回転/分になっている。

 同誌は「今季のドジャースの投手陣も昨季の2400回転/分から2569回転/分になった。これは7・04%もの向上で他チームの平均(3~4%)を圧倒している」とした。

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