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【清水満 SPORTS BAR】阪神好調のワケは「緊急事態宣言」? かつては熱烈ファンによる“ひいきの引き倒し”で「つぶれた選手は何人も」 (1/2ページ)

 いい笑顔があった。先週末の巨人-阪神戦(東京ドーム)、最終日に球場に姿を見せた巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄さんである。

 「ライバルである阪神戦になると今も熱い思いがこみ上げてきます。やはり、巨人と阪神が強いと盛り上がります」

 入団2年目の1959年、長嶋さんは天覧試合の阪神戦(後楽園球場)でサヨナラホームラン。敵地・甲子園に足を踏み入れるときはいつも、「この球場の熱気はどこよりもすごい」と頬を紅潮させていた。

 球界最古の巨人と2番目に誕生した阪神という老舗球団の軌跡。通算対戦成績は巨人の1094勝836敗71分けという数字に歴史の重さ、伝統を感じる。

 もっとも過去の戦績は圧倒的に巨人。日本一22度を含め、リーグ優勝47度を数える。阪神は日本一は1度、リーグ優勝は9度(いずれも1リーグ時代を含む)…。その差は歴然だが、今年は阪神が絶好調である。

 3連戦は阪神が勝ち越して貯金「16」で首位にいる。長嶋さんも「今年の阪神は新人の佐藤輝明君という新しい力もあり、強い。手ごわい」と絶賛。その佐藤が4番に座りマルテ、サンズの両外国人が脇を固める打線は破壊力がある。岩貞、岩崎、スアレスの抑えトリオも盤石。“勝利の方程式”が見えつつある。

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