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巨人と阪神、決戦で露呈した昨秋ドラフトの差 佐藤輝の外れ1位・平内投入も一挙4失点の大炎上

 首位阪神は16日の2位巨人戦(東京ドーム)で逃げ切り、同カード勝ち越し。昨季3勝9敗と苦しんだ宿敵の本拠地で、今季早くも3勝目を挙げた原動力は、苦手意識のないルーキーズだ。

 昨秋ドラフト1位で巨人とも競合した佐藤輝明内野手(22)=近大=が故障離脱の大山に代わり4番で奮闘。「大卒だが素材型。長打力はあるが時間が必要」との前評判を覆し、10本塁打、31打点とも堂々のリーグ2位だ。この3連戦も徹底マークを受けながら、14日の初戦では4回にフェンス直撃の二塁打を放ち決勝のホームを踏んだ。15日の第2戦でも二塁打3本で3打点の大暴れ。援護を受けた先発の同2位、伊藤将投手(25)=JR東日本=は5回に痛恨の逆転3ランを浴びプロ初黒星を喫したが、開幕ローテに入りすでに3勝は即戦力の看板通りだ。

 そして、この日は4タコの佐藤輝に代わり伏兵が活躍。同6位の中野拓夢内野手(24)=三菱自動車岡崎=が2安打で2度の生還を果たした。下位指名ながら4月中旬に遊撃の定位置をつかみ、ここまで打率3割台をキープ。球団OBも「もともと打撃の評価は高くなかったが、振りが強く予想以上によくやっている。うれしい誤算だよ」と目を細める。

 一方の巨人も、原監督が「流れを変えたい」と3回2失点の先発今村を降板させ、同点の4回から佐藤輝の外れ1位の平内龍太投手(22)=亜大=を送り込んだが、一挙4失点の大誤算。とはいえ、2位以下の新人は1軍に姿さえない。両軍のゲーム差は4・5に広がったが、それは昨秋ドラフトの差でもある。 (山戸英州)

 

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