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松山マスターズ制覇、日本ゴルフの歴史に刻まれる偉業達成の秘密 オーガスタを攻略した10年の経験値 (1/2ページ)

 この光景は本当に現実だろうか。昨年優勝のダスティン・ジョンソン(米国)からグリーンジャケットを着せられた松山英樹は少し照れたような表情。2017年8月以来4年ぶり6度目の米ツアー優勝は、日本ゴルフの歴史に刻まれる勝利となった。

 松山が最初にマスターズをテレビで見たのは、タイガー・ウッズ(米国)が優勝した2005年大会。伝説的な16番のチップインバーディーが鮮明に記憶に残っている。東北福祉大時代にローアマになって10年。優勝の誓いを実現させた。

 2017年の全米プロでは、最終日に崩れてメジャー勝利を逃がし、人目をはばからずに涙を流した。最近は勝利に見放されていたが、ビッグタイトルを獲得できた要因は何だったのか。

 まず何と言っても経験だろう。距離がある上に起伏や池が要所にあり、傾斜の強いグリーンが選手を苦しめるオーガスタを攻略するには、高度なマネジメントが要求される。今大会の松山は攻守のバランスが絶妙で、10年間の蓄積で頭脳ゲームを制した。

 今大会のグリーンは初日は硬く超高速だったが、次第に柔らかくなった。松山はこれによく対応した。優勝候補だったコリン・モリカワやダスティン・ジョンソンがコースに苦しみ、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス(いずれも米国)も伸ばしきれなかった中で、松山は着実に伸ばした。

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