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【今日も一緒にプロレスを楽しみましょう!】大震災の支援活動で表彰、タイガー・ジェット・シンの“素顔” (1/2ページ)

 「インドの狂虎」タイガー・ジェット・シン(76)が、カナダで日本の駐トロント総領事から、在外公館長表彰を受けた。東日本大震災への支援活動はじめ、日本との友好親善活動が認められたものだ。

 息子のアリと並んで、表彰状を受け取るシン。実は地元では大変な名士で、学校への援助をはじめ貢献しており、学校や通りにシンの名前が付けられている。

 今回のニュースに「あのシンが」と驚いた人も多かったハズ。それもそのはず。日本プロレス界では大悪党だった。

 1970年代から、サーベルを手に大暴れ。アントニオ猪木やジャイアント馬場らと壮絶な抗争を繰り広げた。狂気そのものの表情で、猪木の首をコブラクローで締め上げたり、サーベルで喉元を攻撃する狂乱のファイト…。背筋が凍った経験を思い出したプロレスファンがたくさんいるだろう。

 記者も心と体に負った傷がうずきだした。82年、スポーツ新聞社に入社して初仕事が、シンの来日取材だった。社旗をはためかせた車で成田空港に向かった。「やはり、最初のあいさつはハウ・ドゥー・ユー・ドゥだな。それから…」と、拙い英語での想定問答は完璧なはずだった。

 ところが、事態は全く予想外に進んだ。差し出した右手はシンには届かず、体ごと吹っ飛ばされた。成田空港の到着ロビーに響き渡る「ハタリ、ハタマタ」という怒号がBGMだった。

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