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【福島良一 メジャーの旅】ヤンキースの誇りを胸に「ホームに生還」 楽天復帰した田中将大の美学 (1/2ページ)

 野球の醍醐味(だいごみ)は不屈の希望とホームに生還する喜びにある。それは大リーガーの野球人生にも通じるものがある。ヤンキースからFAとなった田中将大投手が8年ぶり日本球界に復帰。古巣・楽天に帰ってきた。

 一方、米球界では田中将が去り、別れを惜しむ声が続々…。なぜなら、ヤ軍は世界一27回を誇る常勝軍団。地元ニューヨークのマスコミやファンからの重圧により、最も実力を発揮するのが難しいとされるチームで実績を残したからだ。

 1997年、ロッテからヤ軍入りを希望した伊良部秀輝は当時破格の4年1280万ドルで契約。だが、「和製ノーラン・ライアン」と騒がれながら期待を裏切り、オーナーから「太ったヒキガエル」と批判。わずか3年でチームを追い出された。

 2007年に阪神から入札制度で移籍の井川慶は落札額約2600万ドルに加え、5年2000万ドルで契約。しかし、最初の年に2勝を挙げただけで、残り3年間はマイナー暮らし。米メディアに「球団史上ワーストの取引」と酷評された。

 それは日本人選手に限らない。13年オフにレッドソックスからFAのジャコビー・エルズベリー外野手は7年1億5300万ドルで契約。だが、度重なるけがで18年以降全く出場機会なし。年俸支払いをめぐって対立し、19年に解雇された。

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