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Jリーグを悩ませる若手スター不在 人を呼べる選手はベテランだけ…横浜FCのカズと俊輔、磐田の遠藤保仁ら

 サッカーJ1横浜FCの中村俊輔(42)が22日、オンライン取材に応じた。プロ25年目のシーズンを迎える。昨季は勤続疲労による持病の足首痛によりリーグ戦出場は10試合で得点なしに終わった。

 「(今季は)変身しなきゃいけない」と話す中村はクラブから背番号「10」をつけてほしいと打診され、当初は「若い選手やクラブの生え抜きがつけるべき」と固辞したという。しかし「番号が番号だし、覚悟ですね」と承諾し、強い決意で今季に臨むことになった。

 横浜FCにはプロ36年目のシーズンを迎えるFW三浦知良(53)もいる。Jリーグの最年長ゴールは元日本代表監督で鹿島のジーコテクニカル・ディレクター(67)が1994年シーズンに記録した41歳3カ月12日。2人とも大幅更新できる権利をもっているが、中村は「1点取るだけじゃダメです、カズさんもきっとそう思っている」と一蹴した。

 すでに春季キャンプ(和歌山)をスタートさせている2人。カズは昨年に引き続き、映画「男はつらいよ」(主演・渥美清)のDVDでリフレッシュ。「コロナでギスギスしている時代ですから、寅さんがいたら今なんていいますかね、いい言葉がたくさんある。(記者のみなさんも)ぜひみてください」とコメントしていた。今季のJ1は4クラブがJ2へ降格する。この2人が戦力にならないと横浜FCも降格の危機だ。

 中村とカズはJリーグの大功労者で。J2磐田で現役続行の遠藤保仁も今月で41歳になる。昨季は40歳を節目に中村憲剛氏(川崎)は現役引退した。

 今季も人を呼べる「Jリーグの顔」となる選手はおっさんばかり。コロナ禍に揺れる中、若手の人材難とスター選手不在は今季も継続中である。(編集委員・久保武司)

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