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オリックス、能見を選手兼コーチで獲得 1、2軍振り分け明記なし“異例”の組閣発表

 オリックスは8日、今季限りで阪神を退団した能見篤史投手(41)を選手兼コーチとして獲得したと発表した。推定年俸3500万円で背番号は「26」に決まった。

 能見は「場所がない状況からのスタートだったのでお声掛けいただいてありがたい。姿勢や行動で何か感じてもらえたら(若手に)プラスになると思う」と話した。

 阪神のエース格で14年間プレーし、通算104勝を挙げたベテランの力は若手中心の投手陣にはうってつけの人材。球団関係者は「今年、中継ぎ左腕でまともに働いたのはチーム最多48試合に登板した山田(修義)ぐらいで、昨季55試合も投げた海田はわずか6試合に終わった。阪神時代も藤川同様、投手陣のリーダーとして活躍したと聞いている。うちでもそうした面で貢献してほしい」と期待を寄せる。

 能見獲得に合わせて、来季の組閣全容も発表。前広島2軍監督の水本勝己ヘッドコーチら8人が新たに着任したが、気になるのは1、2軍の振り分けが明記されていないことだ。

 チーム関係者は「各コーチには大まかな振り分けは通達しているようだが異例の対応。今後、入れ替えをする可能性がまだあることを示唆している。柔軟な対応ができる一方で、成績が出なければ容赦せず降格させる可能性があるということ。コーチ陣も落ち着かないでしょう」とみる。

 コーチ全体で指導に取り組む狙いがあるというものの、監督の途中休養と、コーチの入れ替えはオリックスの恒例行事。今年も8月に西村監督が解任され、中嶋2軍監督が1軍監督代行に昇格した際、コーチ10人が配置転換された経緯があり、そうなることを見越して明記しなかったという見立てがもっぱらだ。 (山戸英州)

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