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“しくじり先生”伊藤隼太、阪神D1・佐藤輝明に魂のエール「僕みたいに自分を見失うな」 (3/4ページ)

 --周りに合わせようとハイペースに

 「人に合わせよう、期待に応えよう、こればっかり考えてしまっていた。自分がどうなりたいとか、それがなかった」

 --キャンプから大勢のファンが押し寄せる

 「アマチュア時代、慶早戦だと神宮にお客さんもたくさん来ますけど、練習なんて誰も見てませんから。それが新聞を読むと『伊藤、〇スイングで〇本柵越え!』って載っている。あれ、意味わかんないすよ(笑)。逆方向を意識してバットを振っても1スイングにカウントされるし。それで柵越えしなければ、『なんだ、ホームラン打てないのか』と言われたり、書かれたり。結果、自分のペースを見失うことになった。報道陣も多く、ファンの方も予想以上にたくさん来られていた。そんな環境が最初から分かっていたらまた、対応できたのかもしれませんけどね。まあ、それも含めての実力なんでね」

 --中京大中京高、慶応大とエリート街道を歩んでもギャップを感じた

 「完全に、地に足がついてなかった。これに尽きますよ。1月の新人合同自主トレは“自主”です。キャンプはその延長線上だと思って2月になった途端、別世界に連れていかれた感覚に陥った。当時は金本さん、城島さん、新井さん、鳥谷さん、桧山さん、関本さん、すごい選手ばかり。現実感もつかめなかった」

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