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“しくじり先生”伊藤隼太、阪神D1・佐藤輝明に魂のエール「僕みたいに自分を見失うな」 (2/4ページ)

 --阪神のドラ1は大変

 「ほかの球団を知らないんで単純な比較はできませんが、聞いている話だとそうですよね。この9年間、パッと思い浮かぶのはしんどいときのことの方が多い。サヨナラ打、逆転ホームランなどいい思い出もありますが、自分のなかでは苦しかった何もない日々の方がよく覚えていますね。期待も大きかった最初の2年間と、ラスト2年。肩をケガしたときとかね」

 --入れ違いになる佐藤輝に、同じドラ1だから伝えられることは

 「僕はね、1年目で新人王だった高山や、立派に成長した大山のように成功者じゃないから、あまり語れることはないですよ。でもね、どこまで自分を強く持ってやれるかですよ。僕の場合、周りの目を気にし過ぎて。自分自身を見失っている期間が長かったんで。何かね、どういう風にプレーしていたかな…。せっかくアマチュア時代に培った経験、構築したスタイルがあったのに、プロの壁にぶつかるまで貫けなかった。だから自分を強く持ってほしい」

 --自分のなかでこうありたいというイメージができなかった?

 「イメージはしてたんですよ。全てはプロ1年目の春季キャンプでしたね。イメージのなかではアマチュア時代同様、キャンプのなかで自分の打撃、守備をつくりあげてオープン戦、公式戦を迎えるのかなと思っていたんです。でも実際には自分の時間なんて存在しなかった。全てを見られてあちらこちらでメニューをこなし、個人メニューをやる体力はなかった。1日を必死にこなすので精一杯。その時点で自分を見失っていましたね。他人の目を気にせずにやれていたら、また違う結果が出ていたのかなと」

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