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GTに遺恨 なめられた阪神、巨人が“無茶ぶり” 藤川球児引退試合を日本シリーズ調整試合に (2/2ページ)

 公式戦開幕が3カ月遅れたのを受け、パ・リーグはクライマックス・シリーズ(CS)を上位2球団のみの対戦に変更。セ・リーグはCS中止を決めたため、実戦感覚をどう維持するかが巨人の懸案だ。そこで、日程が未発表の甲子園でのTG戦に目をつけ、「できる限り後ろの日程にできないか」と阪神側に打診してきたというのだ。

 球界関係者は「巨人は京セラを想定して準備を始めたと聞いている。となれば、日本シリーズ前に関西のチーム宿舎に入り、甲子園で試合をして実戦勘を少しでも養うのは理にかなっている」と説明した。

 7年連続で日本シリーズを制しているパ・リーグに待ったをかけるため、セ・リーグを代表するチームとして阪神側にも協力を呼びかけるという大義名分はある。

 だが、阪神にも譲れない大きな理由がある。9月1日に今季限りでの現役引退を発表し、その会見でも再三「打倒巨人」への強い思いを語った藤川球児投手(40)に敬意を表して、今季最後の甲子園でのTG戦を引退試合とするべく、準備を進めているのだ。

 阪神サイドには「うちが相手側に日程調整を打診するならまだしも、向こうから言ってくる筋合いはないでしょ」と態度を硬化させる向きも。

 現時点で決まっている最後の公式戦は11月7日の広島戦(マツダ)。予備日の関係上、最後のTG戦は10日以降の実施が濃厚とみられる。今季の伝統の一戦もユニホーム組はコテンパンにやられたが、背広組による今回の場外戦はどんな決着をみるのか。

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