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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び》コロナ禍でプロ野球のドラフト方式が様変わり 注目は田沢投手の行方 (2/2ページ)

 今年は、多くの大会が中止となり、スカウトが選手を見る機会が非常に少なかった。高校野球は、春の選抜大会、夏の甲子園大会と地方大会が中止。大学野球は全日本大学野球選手権、社会人野球では日本選手権、全日本クラブ選手権などが中止になった。ある球団のスカウトは「今年は手厚く選手を見られなかった」と明かす。異例の状況の中、どの選手を指名するのか-。スカウトの手腕が試されることになりそうだ。

 目玉と呼べる選手が分かりにくい中で、注目を集めそうなのが、米大リーグで活躍し、今年7月、独立リーグのルートインBCリーグ埼玉に入団した田沢投手。プロ野球12球団が今年、日本のドラフト指名を拒否して海外のプロリーグでプレーした選手とは一定期間契約できないことを定めた通称「田沢ルール」を撤廃したことで、今ドラフトから指名が可能になった。

 このルールは2008年、社会人から日本のドラフトを拒否し、米大リーグのレッドソックスに入団した田沢のケースを機に、米球界への人材流出を防ぐために作られた申し合わせ事項。高校生が直接米球界入りした場合は帰国から3年、大学・社会人の場合は2年、12球団と契約できなかった。ルールの撤廃を受けて、田沢は「選択肢が増えたことは素直にうれしい。(指名が)来た場合はいろいろな人と相談して決めたい」と語っている。今秋のドラフトでは、どのようなドラマが待ち受けているのだろうか。(K)

 毎年、ドラフト会場に足を運んでいたが、今年はリモート取材になりそうだと準備をしているプロ野球担当記者。