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巨人監督候補・松井秀喜氏&高橋由伸氏、日テレとの微妙な関係!? 4月ヤンキースタジアムで起きた松井氏の「顔をつぶしかねない事件」 (2/3ページ)

 ◆太いパイプ築けず

 そもそも今回の帰国は他局が主導したもの。テレビ朝日の特番収録に、日テレが便乗したのが実態だ。敵をつくらず全方位外交の松井氏は、日テレの出演依頼にも定期的に応えてはいるが、むしろパイプの太さでは他局に後れを取っている。

 巨人戦中継の視聴率を支えたドル箱スターと、日テレの間にすきま風が吹き始めたのは2002年オフ。総額50億円の10年契約を提示した親会社の最高権力者、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄主筆(93)の強い慰留を振り切り、松井氏は巨人からFA権を行使してメジャーに移籍した。マスコミ各社が追いかけるゴジラフィーバーの中でも、読売グループ内で「裏切り者」扱いの松井氏に対し、日テレは腰が引けていた。松井氏のメジャー晩年はテレビ各局で唯一、大リーグの放映権さえ取得せず、写真で伝えるのみだった。

 日テレ関係者は「巨人戦の視聴率が下がっても、地上波の放映権はまだ1試合1億円の時代。日テレは何試合も引き受けねばならず、ろくにCMもつかない“お荷物”を維持しながら、メジャーの放映権まで取るのは現実的に厳しかった」と当時の実情を振り返る。

 松井氏に密着して全米を飛び回り、他局の担当ディレクターや新聞各紙の番記者が信頼関係を深めていく一方で、日テレは太いパイプを築けないまま。実は4月に高橋氏が渡米し、ヤンキースタジアムで松井氏と対談した日テレの企画も、テレビ東京の番組収録に便乗したものだった。放送関係者は「テレ東に先を越されちゃ、由伸を抱える日テレはメンツに関わるんでしょ」と解説する。

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