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【岸田政権の試練】「ワクチン接種の重要性」広めよ マイナカード未取得の“ペナルティー”こそ強化を 「使わなかったら損する」ように (1/2ページ)

 日本では新型コロナウイルスの感染者数が劇的に減っているが、ヨーロッパでは増加に転じている。現在の沈静化が、ワクチン接種の進展だけが理由なのかは諸説ある。このまま収束してしまうとはかぎらないし、強力な変異株が登場する危険性もある。

 こうしたなか、腑に落ちないのは、世界の常識から考えて「ワクチン接種の重要性」を広めることについての消極的姿勢だ。

 堀内詔子ワクチン担当相は、希望者にはもれなく接種するというが、各国政府が重点を入れているのは、「希望しない人にいかに接種するか」である。そのために、接種したかどうかで享受できる自由を大きな差をつけるようにしている。

 接種しない限り、外食や公共交通機関の利用もダメという国も多い。接種しないで感染したら医療費は自己負担とか、PCR検査を受けにくくしてまで接種率を上げようとしている。

 ところが、日本では接種しない人への強力な啓発も、職場での義務化も、接種した場合の特典附与にも消極的だ。これが、後悔先に立たずになる可能性もある。

 マイナンバー・カードについては、取得した場合に特典を与えるより、取得しなかったことに対するペナルティーこそ強化すべきだ。これは電子決済の普及でもいえるが、「使ったら得する」というやり方より、「使わなかったら損する」ようにした方が、心理的に効果があるのだ。

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