中谷首相補佐官、共同通信インタビュー 人権侵害に制裁科す法制度づくり「あらゆる面で検討する」
国際人権問題を担当する中谷元・首相補佐官は17日、共同通信のインタビューに応じた。主な一問一答は次の通り。
--人権を取り巻く状況をどう認識するか
「中国をはじめ、さまざまな国で問題が懸念されている。日本としても国や企業、個人などあらゆる次元で、いかに人権を守るかが厳しく問われている。政府としてしっかりとした姿勢を示さなければならない時だ。関係省庁とよく連絡を取り、横断的に調整し、岸田首相に進言したい」
--日本の課題は
「欧米でビジネスと人権の在り方が議論され、日本企業にも影響が出ている。米中対立のなか、安全保障分野のみならず、経済分野でも有志国連携が拡大している。国際情勢が大きく変化し、新たな環境が出てきたことを把握し、中長期的な対応を考える」
--日本も欧米と同様、人権侵害に関与した外国当局者らに制裁を科せる法制度づくりが必要では
「何ができるのか、あらゆる面で検討する」