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【長谷川幸洋 ニュースの核心】米中、台湾有事はもはや「時間の問題」 林外相任命は「日本の弱腰」示すメッセージ…日本の危機感はあまりに薄い (1/3ページ)

 米国と中国の、台湾をめぐる駆け引きが一段と激しくなっている。もはや台湾有事は「起きるのか」ではなく、「いつ起きるか」という段階に入った、とみるべきだ。

 中国軍が、台湾の防空識別圏(ADIZ)に戦闘機などを飛ばす挑発は11月も続き、常態化した。中国国内では、国民に食糧備蓄を呼びかける一方、水陸両用の軍用車両が日中に浙江省(=東シナ海に面する中国東部の省)の市内を移動する動画もネットで拡散している。

 中国共産党は11日、第19期中央委員会第6回総会(6中総会)で、党創建100年を総括する「歴史決議」を採択して閉幕した。戦時体制ともいえる動きは、台湾に対する威嚇と習近平体制の引き締めを図る狙いだろう。

 一方、米国は上下両院議員団が9日、米軍の輸送機で台湾入りした。これより先、米紙ウォールストリート・ジャーナルは「米海軍特殊部隊のネイビーシールズと海兵隊が台湾軍を訓練している」と報じ、台湾の蔡英文総統もそれを確認した。

 こちらは「いざ有事となれば、米国は一段と軍事支援を強化する」というサインだ。

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