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【高橋洋一 日本の解き方】立憲民主党は立ち直れるか? 問われる共産党との距離感、立証できない疑惑で騒ぐより政策重視を (1/2ページ)

 衆院選で議席を減らした立憲民主党は枝野幸男代表が辞任することになったが、来年の参院選や次回の衆院選に向けて、野党第1党として党勢を立て直すためには何が必要なのだろうか。

 立民が衆院選で負けた大きな要因は、共産党との選挙協力だった。いくら閣外協力といっても、自衛隊違憲、日米安保条約破棄の共産党とは組めないというのが常識だ。「立憲共産党」と揶揄(やゆ)され、実際、連合やトヨタ系の労働組合はアレルギー反応を示した。その結果、立民は議席を大きく減らした。

 岸田文雄政権がいまいちピリッとしない中、立民は大幅な議席増が望めたはずだが、共産党との選挙協力という禁断の果実に手を出したばかりに、千載一遇のチャンスを逃した。共産党と選挙協力すれば小選挙区で共産党支持者の票が期待でき、勝利に近づくと思わせたが、共産党と連携したことで本来の基礎票を失い、結果として選挙協力がかえってあだになった。

 そもそも世界の先進国で共産党が議席を持っている国は少なく、党名などを変更している国も多い。

 今後の立民の打開策としては、共産党との関係を元に戻すことが考えられるが、個別の選挙区事情もあり、そう簡単ではない。首相指名選挙が行われる特別国会の閉会後、立民の代表選も行われるが、共産党との距離感が争点になるだろう。連携を白紙に戻すくらいでないと、党の立ち直りは期待できないのではないか。

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