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「調布-明大前で殺す」京王線ジョーカーの“周到で無謀”な計画 消費者金融から数十万円の借金も (1/2ページ)

 東京都調布市を走行していた京王線特急の乗客刺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された服部恭太容疑者(24)が、「走行時間が長く、逃げ場のない京王線特急の調布-明大前駅間で殺すと決めていた」という趣旨の供述をしていることが分かった。残忍な大量殺人を周到に計画する一方、消費者金融から数十万円の借金を重ねて返済しないなど自暴自棄の側面も浮かぶ。

 捜査関係者によると、服部容疑者は京王八王子駅近くのビジネスホテルに9月末から滞在。普段から同駅を利用していたとみられ、「いつも使っている京王線での犯行を決めていた。人が多い新宿行きの列車で走行時間が長く、逃げ場のない特急の調布-明大前駅間を狙った」という趣旨の供述をしているという。

 10月31日午後8時ごろ、服部容疑者は国領駅付近を走行中の車内で男性会社員(72)に殺虫スプレーを噴射してナイフで刺したとされる。男性は意識不明の重体。さらにライターオイルをまいて火を付けたとみられる。

 犯行当時、オイルライター5個のほか、ペットボトルに入った大量のライターオイルや殺虫スプレー、刃物を所持。「殺虫スプレーで相手を弱らせて多くの人を刺そうとしたがうまくいかず、火を付けて多くの人を殺そうと思った。火にスプレーを使えば爆発することも知っていた」などと供述している。

 服部容疑者は、仕事上のトラブルで6月ごろに勤務先を辞めた後、刃渡り約30センチのナイフを購入した。7月ごろに地元の福岡市を離れ、神戸や名古屋を転々とし、9月末に上京、八王子市内のビジネスホテルに滞在していた。

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