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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】靖国問題“たかり・反抗期国家”は相手にするな 岸田首相の「真榊」奉納を韓国が非難 文政権の出方によっては「米韓同盟」危うくなる可能性も (1/2ページ)

 岸田文雄首相は17日、東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭に合わせて「内閣総理大臣 岸田文雄」名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。安倍晋三元首相や菅義偉前首相、自民党の高市早苗政調会長らは例大祭に合わせて参拝し、英霊に尊崇の念を示していたが、政治家として当然の行為だ。

 これに対し、中国の国営通信、新華社は反対する論評をした。韓国外務省も「政府は日本の過去の侵略を美化し、戦争犯罪者を合祀(ごうし)する靖国神社に日本の責任あるリーダーらが再び供物を奉納したり参拝を繰り返したりしたことに深い失望と遺憾を表す」と非難していたが、バカげた反応と言うしかない。

 靖国神社は、明治維新で命を落とした幕末の志士や、明治以降の日本の戦争・内戦で亡くなった軍人、従軍看護婦、勤労学徒などを、身分や勲功、男女の区別なく祀(まつ)る神社である。韓国が指摘する東京裁判(極東国際軍事裁判所)で戦犯とされた人々だけのものではない。

 伝統文化に従って戦没者の慰霊と顕彰を行うことは、米国や中国、韓国でも行っている。靖国参拝を阻止しようとする中韓の言動は、内政干渉というしかない。

 米国の腹の中は「関心なし」だ。ジョー・バイデン政権は現在、国内のかじ取りに苦慮しており、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の政治的ゲームに付き合っている暇はない。ただ、韓国の出方によっては「米韓同盟」を危うくする。

 米国は、安全保障上の東アジアの連携(日米同盟や日韓同盟)を1セットだと考えている。韓国が日本に内政干渉を続けるなら「同盟国・日本が攻撃された」と受け止める。米国が見据える先には中国がいることから、韓国の連携を乱す行為は「中国への協力」ともいえるのだ。

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