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社長が口止め工作か…西山ファーム133億円投資詐欺 出資者に虚偽の説明「詐欺に問われる」

 岡山県の観光農園経営会社「西山ファーム」を巡る投資詐欺事件で、愛知県警が詐欺容疑で逮捕状を取った社長の山崎裕輔容疑者(40)が、事業実態に疑念を抱く出資者らに「自分たちではなく出資者が詐欺罪に問われる」と虚偽とみられる説明をしていたことが分かった。口止めを図ろうとした可能性がある。

 西山ファームは、海外に転売するための果物や化粧品を出資者にクレジットカード決済で購入させ、引き落とし前に数%の配当付きで代金を返すなどとうたい、31都道府県の計930人から総額約133億円を集めた疑いがある。

 勧誘は2015年ごろから始まり、タレントがSNSで発信するなどして知名度を高めたが、実態は自転車操業だった。

 クレジットカードの現金化を疑った一部のカード会社が西山ファームに関連する決済を停止し、事業が事実上破綻する直前の19年1月、山崎容疑者らは出資者と話し合いの場を持った。

 その場で山崎容疑者は「出資者は架空の売買取引と承知していたはずだ」と指摘、「警察に相談に行ったところ、決済した人がカード会社をだましたことになるので詐欺罪に問われると言われた」と主張した。「取引内容をネットに書き込んだら、1000万円を支払う」との念書を書くことも求めたという。

 愛知県警は17日に詐欺の疑いで元幹部、伊藤弘敏容疑者(37)ら5人を逮捕。山崎容疑者は海外にいるとみられる。

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