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利用者急増のロシア発通信アプリ「テレグラム」記者が使ってみた 「秘匿性」高く悪用の懸念も…専門家「LINEの受け皿にもなり得る」 (1/2ページ)

 米SNSのフェイスブックや傘下の「インスタグラム」「ワッツアップ」で大規模障害が発生した際、約7000万人のユーザーを獲得したのがロシア発の通信アプリ「テレグラム」だ。秘匿性が高いため悪用を懸念する声もあるが、専門家は「LINE(ライン)に問題があれば受け皿となる可能性もある」との見方を示す。そこで記者が実際に使ってみた。

 テレグラムは2013年にロシアのIT起業家、パーベル・ドゥロフ氏が開発した。今年1月時点の月間アクティブユーザーが約5億人に達したといい、米調査会社センサータワーによると、8月には世界で15番目にアプリのダウンロード数が10億回を超えたという。

 ITジャーナリストの三上洋氏は「公式で日本語化されていないため日本での知名度は低いが、通信アプリではワッツアップや中国系『微信(ウィーチャット)』に並ぶ規模のユーザーがいる」と解説する。

 通信の秘匿性が高く、通信記録も一定時間で自動消去されることから、日本では薬物売買や特殊詐欺、強盗犯などに使われているとの指摘もある。海外ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)も利用していたとされる。

 テレグラムを使うには、スマートフォンにアプリをダウンロードし、端末の電話番号とひもづけしてアカウントを開設する。英語表示ではあるが、電話番号入力後、送られてきたショートメールに記載された認証コードを入力するだけのシンプルな工程だ。

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