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【昭和のことば】モービル石油CMの挿入歌の一節 「のんびりいこうよ、おれたちは」(昭和47年) (1/2ページ)

 気ばかりが焦って、あくせく働いていた緊張感がふと途切れる。昨今のコロナ禍で「停滞」を余儀なくされた多くの人たちがいる一方で、「新しい働き方」を見つけ出そうとしている人もいる。「のんびり行こうよ、おれたちは」(モービル石油CMの挿入歌の一節)。

 このことばがはやったのはもう半世紀も前だ。ガス欠で動かなくなった自動車を押すジーンズ姿の若者たち。もはや後期高齢者にならんとする「団塊の世代」だ。陽気な歌にのんきなナレーション。「クルマはガソリンで動くのです」。決まりごとや勢いだけじゃだめ、燃料がないと僕らもクルマも動かない。何とも意味深長なフレーズだ。

 この年の主な事件は、「連合赤軍、軽井沢浅間山荘に籠城(浅間山荘事件)」「高松塚古墳で極彩色壁画発見」「沖縄県発足」「イスラエルで日本人ゲリラ3人が自動小銃乱射。死者26人」「第1次田中角栄内閣成立」「運転時の『初心者マーク』の貼り付けを義務化」「パンダのカンカン・ランランが上野動物園へ到着」など。

 第11回冬季五輪札幌大会で、笠谷幸生ら日の丸飛行隊が70メートル級ジャンプで金、銀、銅メダルを独占。ミュンヘン五輪では、男子バレーボール、男子体操、水泳など、多くのメダルが日本にもたらされた。テレビでは『刑事コロンボ』や『アタックNo.1』が人気だった。

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