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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】さいとう・たかをさん死去 「ゴルゴ線」は学会でも使われているんだ (1/2ページ)

 人気劇画「ゴルゴ13」の生みの親、さいとう・たかを先生が膵臓(すいぞう)がんのため84歳で亡くなった。

 さいとう先生はボクらの世代にとって貸本の時代からおなじみだったし、「無用ノ介」に代表される時代劇作品も好きだったな。「鬼平犯科帳」や「仕掛人・藤枝梅安」も手掛けていたけど、やっぱりゴルゴ13の印象が強いよね。「さいとう・プロダクション」を設立して、スタッフとの分業で作品を制作するという新たなスタイルを導入したことでも知られる。

 膵臓がんは治療が難しい怖い病気だ。早期発見が難しくて進行のスピードが速く、死亡率が高い。ほかの臓器と密接しているから転移しやすい。若い人がなると大変だし、高齢だと体力面の不安から手術そのものにもリスクがあるんだ。まあ、さいとう先生の場合は元気に働いていたし、天寿を全うしたといえるだろうけどね。

 ゴルゴ13の連載が始まったのは1968年。ゴルゴ13こと凄腕スナイパーのデューク東郷が世界を舞台に大活躍する話で、ボクも最初のころは読んでいたよ。大藪春彦先生のハードボイルド小説の国際版といった世界観で面白かったんだ。

 さいとう先生によると、当初は10回くらいで終わる予定だったんだってね。ところが人気に火がついて連載が続くことになり、今年7月には「最も発行巻数が多い漫画シリーズ」としてギネス記録に認定されるまでになった。時代や国際情勢が変わっても、デューク東郷は変わることなく活躍し続けるスーパーマンになった。「水戸黄門」みたいに同じような話が続くようになって、途中からは読まなくなったね。

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