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東京・埼玉で震度5強、首都直下「M8級」前触れか 隠れ断層連動、東京湾震源なら津波も インフラの脆弱さ露呈 (1/2ページ)

 首都圏直下で7日深夜に最大震度5強を観測した地震で、東京都と首都圏3県の負傷者は8日朝の時点で計32人に上った。震源は千葉県北西部で深さは約75キロ、地震の規模はマグニチュード(M)5・9。鉄道の混乱や水道管の破裂などインフラの脆(もろ)さを露呈したが、専門家は今後、M8級の巨大地震に警戒すべきだと指摘、その被害は甚大なものとなる恐れがある。

 

 転倒による骨折などで、重傷者は埼玉県で2人、千葉県で1人。脱線した新交通システム「日暮里・舎人ライナー」(東京都)は復旧の見込みが立っていない。多くの路線は8日朝から運転を再開したが、ダイヤの遅れや入場規制などで混乱も生じた。

 地震は7日午後10時41分ごろに発生。東京都足立区や埼玉県川口市などで震度5強を観測した。

 内閣府はM7級で浅い震源の首都直下地震を想定しているが、今回は「震源が比較的深かったので震度が比較的小さかった」と語るのは、夕刊フジで「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(毎週木曜)を連載する武蔵野学院大の島村英紀特任教授。「1855年の安政江戸地震のような内陸最大の地震も隅田川河口付近で起きたとされ、首都圏で浅い震源の揺れが起きても不思議ではない」と解説する。

 首都圏には「隠れ断層」も各地に存在するとされ、今回の地震に刺激され「連動することは十分ある」(島村氏)と警鐘を鳴らす。

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