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【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】“GI自民党総裁杯”のレース展開をおさらい 岸田氏の勝利の決め手は「3A」と「血統」 (2/2ページ)

 首相のサポート役である官房長官を岸田派から起用しなかった。加えて、自民党副総裁に麻生太郎前副総理兼財務相、幹事長に総裁選で予想以上の国会議員票を獲得した功労者である甘利氏を起用した。最大派閥を率いる安倍晋三前首相と、第2派閥領袖(りょうしゅう)の麻生氏、甘利氏の「3A」が党の要路を占有する。

 野党や一部メディアは「安倍、麻生のかいらい政権」と声高に批判する。当を得た指摘である。

 だが、いみじくも麻生氏が「(自民党総裁は首相になるので)これは権力闘争だ」と言い放ったように、カイセイボンジンが直線で差し切って勝利したのも騎手が懸命にムチ打ったからなのだ。要するに勝つためには何でもありということである。

 キミジカヘンジンの厩舎ではボウヨミオーが嘶(いなな)いたし、「ボケタフリキラー」は調教師を務めた。それでも勝敗は、馬主、騎手、調教師、そして出走する馬自身の総合力が決め手となるのだ。

 優勝馬カイセイボンジンの騎手「3A」と、血統「開成高校」が効いたということである。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

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