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【菊池雅之 最新国防ファイル】英空母「クイーン・エリザベス」に存在感 “自由で開かれたインド太平洋”のためアジア太平洋地域に大遠征 (1/2ページ)

 英国海軍は最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中心とした空母打撃群をアジア太平洋地域へと大遠征させた。

 5月25日に母港である英ポーツマス港を出港し、スエズ運河を抜け、インド洋を経て、7月下旬ごろマラッカ海峡に到達した。そして、中国が領有権を主張する南シナ海を通り、「クイーン・エリザベス」は9月4日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)へと入港した。同空母が太平洋へと展開したのも訪日したのも今回が初めてとなった。

 大遠征の目的は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指すこと。そのプレゼンスとして、インド洋や太平洋で次々と演習を繰り広げ、存在感をありありと示し続けた。

 米海軍は、8月2日から27日かけ、フィリピン東方沖などで「大規模広域演習LSGE2020」を開催した。「クイーン・エリザベス」は、日本を目指す途上、同演習に参加した。後半となる8月24日には、日本と米国、英国、オランダによる共同訓練を行った。

 海上自衛隊はヘリコプター搭載護衛艦「いせ」、米海軍は強襲揚陸艦「アメリカ」が参加しており、空母型の大型艦が3隻も集結し、各種訓練を実施する異例の事態となった。

 同演習を終えると、8月25、26日、沖縄南方にて、再び日米英蘭にて「パシフィック・クラウン21」演習を行った。引き続き、27、28日に2回目、カナダを加えた5カ国で、9月2日から7日にかけてカナダを加えた5カ国での3回目の演習が行われ、その間に、前述のように横須賀へと寄港した。

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