記事詳細

「残酷で息もできない」金正恩 “側近処罰” の緊迫場面 (1/2ページ)

 6月末の朝鮮労働党政治局拡大会議で新型コロナウイルス対策を巡る「重大事件」の責任を問われ、元帥から次帥に降格された朴正天(パク・チョンチョン)前朝鮮人民軍総参謀長が最近、政治局常務委員に昇格した。

 また、同じく「重大事件」の責任を問われて常務委員を解任された李炳哲(リ・ビョンチョル)は、復職こそしていないものの、健在であることがわかっている。

 その一方、安否が明らかになっていないのが、同会議で退席させられた崔相建(チェ・サンゴン)党書記兼科学教育部長だ。

 会議の途中での退席は多くの場合、逮捕・拘束を意味する。その後に待ち受けているのは残虐な公開処刑や、生きて出ることの難しい管理所(政治犯収容所)送りだ。

 崔氏もまた、例外ではなかったようだ。北朝鮮の内部情報筋は韓国デイリーNKに対し、次のようにその“場面”について語っている。

 「彼が連れ出されるとき、議場は水を打ったように静まり返っていた。あまりに残酷で、参加者たちは息もできぬほどの恐怖感に包まれた。(受け持った)部門が違うだけで、コロナに直面しているのは誰もが同じだ。それだけに、明日は我が身との思いに襲われ、張成沢(チャン・ソンテク)のときよりも恐ろしかった。そのせいで、しばらくは誰もこの出来事について語れなかった」

 (参考記事:【写真】機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇

デイリーNKジャパン

関連ニュース