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【大前研一 大前研一のニュース時評】「9・11」サウジアラビア関与疑惑の真相 バイデン氏の機密公開方針で注目 FBIがもみ消した? 米政府が配慮して情報隠してる? (1/2ページ)

 米国のジョー・バイデン大統領は先日、2001年9月11日の同時多発テロに関連する連邦捜査局(FBI)などの捜査文書について、機密指定の広範な解除を指示する大統領令に署名した。

 司法長官に指定見直しを指示し、解除された文書を向こう6カ月で公開することも求めた。「国家安全保障を守るため」などとして、非開示にしてきた歴代政権の方針を転換したわけだ。

 同時多発テロの遺族は、昨年の大統領選で関連資料の機密解除を公約に掲げたバイデン氏側と協議を続けていた。そして先月、文書や情報を公開しない限り、バイデン大統領にはニューヨークの世界貿易センタービル跡地の「グラウンド・ゼロ」やワシントン近郊の国防総省などで行われる追悼式典に出席しないよう求める書簡を公表していた。

 「9・11」からちょうど20年。遺族の方たちが問題にしているのは、この機密文書にテロの実行犯とサウジアラビア政府を結びつける証拠が記されているのではないかということ。このことをFBIがもみ消したかもしれないという疑惑もある。サウジアラビアが関与していることが判明したら、これは大問題になる。

 同時多発テロを実行した国際テロ組織、アルカーイダを設立して初代司令官になったウサマ・ビンラディンは、サウジアラビア有数の富豪の一族に生まれた。ソ連がアフガニスタンに侵攻した1979年にパキスタンやアフガニスタンを訪れ、ソ連軍に対する抵抗勢力の支援活動をしていた。

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