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【長谷川幸洋 ニュースの核心】総裁選と衆院選、コロナ対策を大転換せよ 自民党員ではなく国民に目を向けることが大前提 菅首相は腹くくり大勝負に挑むべき (3/3ページ)

 国民に何を訴えるのか。

 私は「新型コロナ対策の大転換」を求めたい。いま、多くの国民は「感染したら、医者に診てもらえない」という底知れぬ恐怖感にとらわれている。これを打開するには、感染症の指定を2類から5類に改めるべきだ。

 それによって、感染者は保健所を経由せずに、近くのクリニックや病院で診てもらえるようになる。必要なら、抗寄生虫薬の「イベルメクチン」のような薬も処方してもらえるだろう。

 野戦病院も早急に整えるべきだ。

 そのために、これまで新型コロナ患者の治療に当たってこなかった民間クリニックや病院の医師を動員する。医師や病院は免許事業なのだから、現行法の範囲内でも事実上、一定の強制力を発揮するのは可能なはずだ。

 厚生労働省は昨年来、PCR検査をはじめ、基本的に「平時モード」で対応してきた。それを「戦時モード」に切り替えるのは、政治の役割である。菅首相は腹をくくって、大勝負に挑むべきだ。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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