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「台湾侵攻」中国が演習映像放映 五輪で存在感高める台湾に反発か 米「ひるまない」と断言 「五輪冒涜に米の牽制は重要」石平氏 (1/2ページ)

 「平和の祭典」である東京五輪開催中の27日、中国の国営テレビは「台湾侵攻」を想定したとみられる軍事演習の映像を放映した。台湾が五輪で存在感を高めていることに反発したのか。一方、東南アジアを歴訪中のロイド・オースティン米国防長官は「米国の利益が脅かされたときはひるまない」などと、中国の圧力に屈しない姿勢を示した。

 中国国営・中央テレビは27日、台湾対岸の福建省に拠点を置く中国軍東部戦区第73集団軍が最近行った「島部奪取演習」の模様を放映した。

 注目の演習は、福建省に近い台湾の金門島などを想定したとみられる。夜間の作戦始動から始まり、多数の水陸両用装甲車が海を航行して上陸後、ミサイルで敵陣を撃破し歩兵部隊などが進軍。実弾演習や大量のドローンが一斉に飛行する様子も見られた。

 台湾が東京五輪で存在感を高めているうえ、台湾問題で圧力を強める米国などへの牽制(けんせい)とみられる。

 23日の開会式で、台湾は国際オリンピック委員会(IOC)の表記「チャイニーズ・タイペイ」の「チ」ではなく「タ」の順で行進した。NHKのアナウンサーは「台湾です!」と紹介した。台湾選手も、重量挙げ女子59キロ級で郭●(=女へんに幸)淳が金メダルを獲得し、柔道男子60キロ級で楊勇緯が銀メダルを獲得するなど活躍が目立っている。

 五輪を無視したような中国の軍事的覇権拡大姿勢があらわになるなか、オースティン氏は、ジョー・バイデン米政権の主要閣僚としては初となる東南アジア歴訪中のシンガポールで以下のように演説した。

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