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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】「クリシュナの瞑想」で落ち着く (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 多民族国家ロシアでは、66%の人々がキリスト教の一派であるロシア正教を信仰していますが、私が生まれたロシア連邦バシコルトスタン共和国では、ロシア正教とともにイスラム教信者も多いので、故郷の町には教会とモスクが立ち並び、両宗教が共存しています。

 このように異なった宗教を受け入れているわが国ですが、中には珍しい宗教を信仰している人々もいます。

 今年の寒い冬の夜でした。通りを歩いていると、分厚い本を手に持っている女性がすれ違いざまに私にほほ笑みかけ、軽く会釈して立ち去っていったのですが、そうした行為は寒さでしかめ面をしながら外を歩いている人が多いロシアでは珍しかったので、その出来事は私の中に強い記憶として残っていました。

 数カ月後、春の天気の良い日に郊外に出かけると、その場所でも、数冊の分厚い本を手に持って歩いている同じ女性とすれ違った私は、バーダー・マインホフ現象に従って彼女に話しかけてみました。

 ちなみに「頻度錯覚」とも呼ばれるバーダー・マインホフ現象は、純粋な偶然が短い期間で必要以上に発生するという信念で、実際、私がこの広い街で彼女とすれ違ったのは3度目だったのです。

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