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出馬宣言の与党知事は「韓国のトランプ」の異名 目立つ対日強硬発言 (1/2ページ)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事が1日、来年3月の大統領選への出馬をオンラインで正式表明した。李氏は党内で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と距離を置く非主流派だが、党の予備選に立候補した他の8人を支持率で引き離し、首位に立つ。今年9月の与党候補選出に向け、李氏ら9人による熾烈(しれつ)な論戦がスタートした。

 李氏は動画で、金大中(キム・デジュン)元大統領以来の革新政権を土台に「足りないものは埋め、誤りは正す」と強調。「強者の欲望を抑え、弱者の生活を支える政治」を目指すと宣言した。全国民に最低限の所得を保障する「ベーシックインカム」制度を公約に掲げている。

 外交・安全保障政策については「強い自主国防力を基に、国益中心のバランスの良い外交を通じて平和共存の道を開く」と述べた。

 李氏は貧しい家庭に育ち、小学校卒業後は働きながら苦学して弁護士になった。トランプ前米大統領のような歯に衣(きぬ)着せぬ発言が話題となり、「韓国のトランプ」とも呼ばれた。

 日本への強硬発言でも知られる。3月には韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)について日本の教科書に「日本の領土」と記されることに対し、「日本が歴史を歪曲(わいきょく)して孤立を招けば、遠からず後進の国に転落する」と批判した。