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【菊池雅之 最新国防ファイル】海自最大の護衛艦「いずも」 中国の脅威に備え「空母化」1回目の改修が終了 (1/2ページ)

 海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」は、改修・点検作業を行うため、約1年にもわたり、ジャパンマリンユナイテッド株式会社横浜事業所磯子工場(横浜市磯子区)のドックに入っていた。目的は「空母化」を目指すこと。大規模な工事を伴うことから、2回に分けて実施することになった。

 1回目の改修工事を無事終え、6月25日に母港である横須賀基地(神奈川県横須賀市)に戻ってきた。船体を大きく変えるような変化は見られなかった。だが、飛行甲板に注目すると、艦首から艦尾まで黄色い線が1本引かれた。これは滑走路の標示線と呼ばれるもので、F-35Bのパイロットが、機体中央をこの線に合わせて発艦するための目印だ。

 配備当初から、飛行甲板の左側には、白い点線が引かれていた。これはヘリコプター用だ。黄色い線はその白線より内側に引かれていた。いずれのラインとも、船体の左側に寄っているのは、航空機が艦橋構造物とぶつかることを防ぐためだ。加えて、飛行甲板の右側を開けることで、機体の駐機スペースや作業スペースを確保できる。

 ただし、「いずも」は、艦首部分が台形となっており、船体中央部より航空機の滑走路として使う左側の方が、船体の長さが短いことになる。数メートルであろうとも、なるべく滑走距離を確保したいので、最終的に飛行甲板を長方形とする計画だ。

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