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【菊池雅之 最新国防ファイル】情報、機動力を重視!! 新しい自衛隊を見た「富士総合火力演習」 (2/2ページ)

 さらに、火力戦闘指揮統制システム(FCCS)を通じ、陸海空自衛隊で、情報が共有され、1つの自衛隊となって戦う姿も見せてくれた。最初から最後まで、情報の重要さが前面に打ち出されていた。

 これまで総火演の主役といえば戦車だったが、今回は装輪式の戦う装甲車「16式機動戦闘車」が大活躍した。これが「機動」だ。敵を制圧するためには、「火力」が必要不可欠であるのは、従来とは変わらないが、機動力を高めて武器として戦う、新しい自衛隊を見た。

 一般の来場者を入れない代わりに、ユーチューブでライブ配信された。当日だけで何と50万回も再生され、アーカイブで視聴回数は今も増えている。地上からのカメラ映像に加え、ドローンによる迫力ある映像が加わるなど、訓練だけでなく、見せ方も大きく変わったのが印象的だった。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。講談社フライデー編集部を経てフリーに。陸海空自衛隊だけでなく、米軍やNATO軍、アジア各国の軍事情勢を取材する。著書に『自衛隊の戦力-各国との比較』(メディアックス)、『陸自男子-リクメン』(コスミック出版)など。

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