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【加賀孝英 スクープ最前線】文大統領にG7で最後通告 バイデン大統領との首脳会談で「二股外交」失敗か 米への侮辱「デタラメ」資料公表も発覚 (2/3ページ)

 外務省関係者は「驚いた。3月の米韓外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)では、米国が強く要求しても、韓国は中国への対抗姿勢の表明は拒否した。それが、中国が最も神経質になっている『台湾』に触れた。もし、韓国が中国包囲網に加わるなら、中国は本気で『韓国潰し』に入る。これまでのような米中二股外交は通用しない」と語った。

 中国は「米国が共同声明に台湾問題を入れようとしている」という情報を事前につかんでいた。米韓首脳会談の直前まで、あらゆるルートで、「米国に屈して、台湾問題に絶対に触れるな。共同声明で台湾に触れたら報復する。北朝鮮も動く」と韓国に警告していた、とされる。

 文氏の訪米に合わせて、サムスン電子や現代自動車などの韓国企業は、半導体や電気自動車(EV)関連などの先端技術分野で、計約394億ドル(約4兆3000億円)もの対米投資計画を表明した。これがバイデン政権へのお土産だ。

 文氏は首脳会談で、次の2つを画策していた。

 (1)バイデン政権の対北朝鮮政策の修正-。「今が北朝鮮問題解決のチャンスだ。金正恩(キム・ジョンウン)総書記と米朝首脳会談をやるべきだ。私が話をつける。そのために制裁緩和が必要だ」と、バイデン氏を説得する。そうすれば、もう一度、南北外交の舞台で脚光を浴びられる。

 (2)新型コロナウイルスワクチンの緊急確保-。韓国政府は全人口約5000万人に必要なワクチンの2倍近い量の購入契約を欧米の製薬会社などと結んだが、届いたのは約410万人分だけ。国民は「無能!」と文氏を罵倒していた。文政権は、ワクチンの優先的確保を求めていた。

 で、どうなったか。

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