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【小池百合子 強く、そしてしなやかに】最強のコロナ対策&安全な五輪開催の推進が都の役割 アスリートに「圧力」かける行為は極めて残念 (1/2ページ)

 東京2020大会のテストイベントとなる陸上の競技会が9日、国立競技場で無観客で開かれた。男子100メートル決勝は、アテネ五輪金メダリストのジャスティン・ガトリン選手(米国)が10秒24で制し、多田修平選手は0秒02差で惜しくも2位だった。やはりスポーツの真剣勝負が、人々に感動や勇気を与えると確信した。

 アスリートのみなさんは、新型コロナウイルスの感染拡大で思うように練習できない状況でも必死に努力されている。パラアスリートも困難な障害を乗り越え、世界を相手に戦おうとしている。

 重量挙げ女子の三宅宏実選手は、東京大会が1年延期になったこの間、体調管理を続けてきた。床からバーベルを天を突くように一気に持ち上げる「スナッチ」は1・5秒の技だ。先日、テスト大会があった水泳飛び込みも、2秒で水の中へ。選手のみなさんは、その一瞬にすべてを賭けている。

 こうしたなか、白血病による長期療養を経て、五輪代表入りを決めた競泳女子の池江璃花子選手が、SNSを通じて、代表の辞退や五輪への反対を求めるメッセージが寄せられていることを明らかにした。

 たくさんの希望や感動を与えてくれるアスリートに対し、自分たちの主張を強いたり、「圧力」をかける行為は極めて残念だ。選手に「心苦しい」と言わせるのは、「違う」と思う。

 確かに、日本はワクチンの確保がかなり遅れ、高齢者への接種もようやく始まったばかりだ。大会開催には、さまざまな声もある。今こそ、ワクチンという最強の「コロナ対策」と「安全な大会開催」をともに進めるのが都の役割だ。

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